「留学してどれくらいで英語が話せるようになりますか?」
これが留学関連で一番よくある質問です。
これに対する返答はだいたい、
「人によって違う。」
とか、
「環境によって違う。」
といった類の回答が多いです。
でも、それを言ってしまったら、イメージすら湧かなくなってしまうので、今回は僕の経験から期間ごとの英語の習熟度について説明してみたいと思います。
目次
1ヶ月:生活に慣れることで精一杯
新しい地、新しい環境での生活にあたふたしてばっかり。
学校の手続きや予防接種、保険・車の購入、場合によっては足りない家具の購入など、生活することに必死過ぎて英会話どころではないです。
とはいっても学校が始まり、授業についてくのがやっとで(僕は最初コミュニティカレッジの留学生向け英語の授業に参加しました。)とにかく、相手の言ってることを聞き取ることに精一杯でした。
それでも毎日英語ネイティブの友達と遊ぶなど、とにかくインプットを増やしたのが最初の1ヶ月です。
2ヶ月:少し分かり始めてくる
怒涛の1ヶ月目を超えてくると、簡単な会話なら相手が何を言っているのか分かるようになってきます。
友達や周りの人の言ってることが分かってくると、自然と彼らが使う自然な英会話をピックアップすることができるため、その英語をそのまんま真似して使い、フレーズごとに徐々に英語が話せるようになります。
ただし、使い始めのため、使い方を間違えたり、発音がうまくいかなかったりと苦戦します。
3ヶ月:自信がつき始めてくる
毎日英語を聞いて話す環境で3ヶ月目になれば、英会話に結構自信が付いてきます。
毎日英語使える環境にいれば、3ヶ月目でだいたいこんなことができるようになります。
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・レストランで多少複雑なものでも問題なく注文できる。
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・初めて会った人に自己紹介し、その後の簡単な会話ができる。
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・仲の良い友達と今までよりも、もっと深い話(恋愛話・勉強話など)ができる。
僕は留学3ヶ月目が一つの区切りだと思っていて、毎日英語が話せる環境であれば、ある程度簡単な英会話はできるようになると思います。
実際僕も3ヶ月で自分の英語に自信を持ち始めることができました。
半年:日常会話は問題なし!
半年が経過してくると、生活に慣れると同時に、日常会話も問題なくこなせるようになってきます。
英会話はだいぶ慣れてくるものの、大学の授業のプレゼンはまだまだ納得行くレベルではなかったり、先生にいきなり授業中に当てたれた際に、返答がスムーズにいくかといえば、そう簡単にはいかないです。
留学から半年で英会話は慣れてきても、少し専門的な会話になるとまだまだ!
特に半年に至るまでにホームシックになるなど別の理由で、大変な時期でもあるので、注意が必要です。
1年:英会話が身につく
一年経てば英会話はかなり自身がついています。
英語のテレビを観ていて、難しいニュースやアメフトなどの実況中継でなければ、だいたい何を言っているのか分かるようになっています。
一番最初にネイティブの友達に手伝ってもらいながら行っていた学校の手続きや免許の手続きなどは、一人で問題なくこなせるようになっています。
ある程度自分の意見を英語で主張できるようになりますが、自分が表現したいことを全てを綺麗に相手に伝えられるというほどにはなっていません。
英会話は慣れていても、ネイティブとの英語にはまだまだ大分開きがあります。
2年:中だるみし始める
1年目の伸びに比べるとかなり成長は緩やかでした。
英会話というよりも大学の授業では、1年目からの成長は感じられるものの、全体的に大きく成長があったというわけではなかったです。
特に、変に小慣れしている状態のため、
「あれっ、自分英語できんじゃん!」と過信してしまうことも。
自身があるという意味では良いのですが、意識的に計画的に勉強しないとダレて成長できません。
4年:専門レベルの英語が身につく
4年というと四年制大学なら最終学年。
流石の授業やプレゼンも、慣れや経験により、流暢に話せるようになります。
ネイティブほどとはいかないまでも、英会話において困る場面がほとんど無くなります。
特に1年目を過ぎるとどうしても勉強を蔑ろにしたり、過信してしまうため、成長しにくいので、知らない単語の意味を調べたり、使い慣れない言い回しを意識的に使うことは特に大事です。
日常生活や大学生活だけでなく、インターンや就職活動におけるちょっとしたビジネス英語を学び始めるタイミングでもあります。
大学卒業までには思い描いていた学生生活と英語力は身につけられたと思っています。
まとめ
レベルや環境によって英語の習熟度は異なりますが、留学した多くの人は同じような感覚を持っているのだろうとも感じます。
これから留学する人や留学を考えている人は是非参考にしてみてくださいね!