みなさんの親戚や知り合いに「陽気で明るいおじさん」っていませんでしたか?
テレビなどの海外の特番なんかでよく陽気なおじさんが自由気ままに生活している様子って映ったりしますよね〜
僕の周りにもいました。とにかくいい意味でも悪い意味でも自由なんですよね笑
今日はそんな「陽気で明るいおじさん」についてのお話です。
そして、おじさんの生き方から学んだことについて話していきます。
ジョージおじさん
僕には中学1年生の頃から今でも一番仲のいいアメリカ人の友達がいます。
彼はハワイ出身で今もハワイに住んでいますが、僕が高校生でハワイに旅行した時も、留学でハワイにいった時も常に一緒でした。
そんな友達の家に遊びに行くと、なぜか平日なのにいつも家にいる陽気なおじさんがいました。
彼の名は「George」。通称「Uncle George」。
日本語で言うならば、アンクルジョージまたはジョージおじさん。(以下ジョージおじさん)
僕の親友のお父さんです。
もともと自動車整備の仕事をしていたため、引退した今は毎日家のガレージで中古車の塗装や修理をしています。
このジョージおじさんはポルトガルやドイツ、ハワイアンなどの血を引く方。
とても陽気で、僕が家に行くといつもビールとpoki(ポケ:マグロの醤油漬け)を持って、僕の名前を呼んでくれるのです。
とにかく面白い「ジョージおじさん」
ジョージおじさんはとにかく面白いです。
何が面白いかって?
何を言ってるかわからないけど、なんか楽しそうだからです。笑
と言うのも、おじさんが話す言葉は「ピジン」と言って、英語なんだけれどもすごく訛りの強い英語です。ヨーロッパやアジアなどからの移民が多かったハワイは、共通言語は英語ながら様々な言語の影響を受けていたため、ピジン語はとても独特の英語に聞こえるのです。
そんな「ピジン語」を話すジョージおじさんなので、基本的に何を言っているのか聞き取れません。
初めてあった時には友達に真顔で「お父さんは英語が話せないの?」と聞いてしまったことがあります。(今考えればだいぶ失礼だが。。。)
しかも!!
ピジン語を話すおじさんですが、常に「ほろよい」状態なので、ろれつもあまり回っていなく、余計聞き取れません。
そんなジョージおじさんですが、僕が日本から来ていると知ってからというもの、知りうる限りのあらゆる日本語を僕に話してくれます。
その中でも特に多かったのが、「キッコーマン」と「わさび」です。
「Kikkoman!!!」「Wasa—-bi—-!! 」
ハワイはアメリカの他の地域よりも日本文化が浸透しているため、響きが好きな単語を連発していたのでしょう。
ジョージおじさんから学んだこと
日本人が思い浮かべる「ハワイアンなおじさん」であるジョージおじさんですが、ハワイが好きで色々ハワイの話をしてくれます。信ぴょう性はあまりなさそうだけど、ハワイの歴史など色々教えてくれました。
言葉とは不思議なもので毎日聞いていると耳が慣れて理解できるようになってくるんですよね〜。
と言っても未だに6割ほどしかわからないのですが。。。笑
僕がジョージおじさんから学んだことは多かったですが、特に一番大切なのは「人生を楽しむ姿勢」なんだと思います。
ジョージおじさんはいつも笑顔で、とにかく楽しそう。側にいる人まで楽しくなってくるのです。
別に派手な生活をしているわけでもないですが、「今を生きるってこういうことなんだろうな〜」と感じるのです。
「ハワイに住むと優しい気持ちになる」とよく言いますが、その結果として心も豊かになっていくのでしょう。
まさにそんな人生を送る「ジョージおじさん」でした。