ハワイではコンビニや学食などによく、「スパムむすび」が売られています。
「スパムジャム: Spam Jam」といったスパムだらけのお祭りがあるほどハワイではスパムが浸透しているため、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
日本でも沖縄でよく見かけたり、東京なんかでもスーパーに売っていることがありますよね!
すごいしょっぱいイメージのスパムですが、結構知らないことも多いスパム。
今日はそんなスパムについて知らない5つのことをご紹介します!
目次
1. スパムとは?スパムは5つの材料でできている
スパムは主に豚肉、塩、砂糖、水、ジャガイモデンプンでできています。
豚肉は豚モモ肉を加工した「ハム」、そして、豚肉をミンチ状にした「ポーク」が使われています。
日本向けのスパムはアメリカのものよりも減塩されているのが特徴です。
2. アメリカ軍の保存食として広まった
1937年に誕生したスパムですが、 1941年の太平洋戦争の頃からアメリカ軍の主食として食べられてきた歴史があります。
スパムがとてもしょっぱいのも、戦場での保存性と軍人のスタミナの元になるよう、あえてしょっぱく作られました。
そしてその味が、当時のまま今も引き継がれてきました。
3. 名前の由来は誰も知らない
スパムの名前の由来はいくつかあります。
まず、「Spiced Ham」の略
「スパイスで味付けされたハム」ということこの言葉を略して「SPAM」となったという説ですが、スパムを製造している「ホーメルフーズ: Hormel Foods」はこの説を否定しており、スパイスハムとだけでは表現出来ないとしています。
他にも「Shoulders of Pork And haM」であったり、「Special Processed American Meat」であるとする説もありますが、本当の由来は分かっていません。
ただ、SPAMの生みの親が名前を募集し、「ケン」という人が名付けたということは分かっています。
誰が名付けたのかは分かっているのに、由来が分からないのは不思議ですね。
4. ハワイやグアムで人気!年間の消費量が16缶!
1937年以来、60億個が販売されてきたスパム。
アメリカだけでも年に9,000万個販売されており、特にハワイやグアムで人気です。
1人あたり換算で年間16個も消費していることになります。
ハワイではマクドナルドでハワイ限定メニューとしてスパムを利用したメニューが販売されています。
5. スパムメールの語源は肉のスパム
迷惑メールの別称「スパムメール」のスパムは実は、肉の「SPAM」が語源と言われています。
1970年に「モンティー・パイソン: Monty Python」というイギリスのコメディアン達が「スパム・スケッチ」というコントをしていました。
レストランにて女性が当時イギリスでもよく食べられていた「SPAM」にうんざりしている様子が映し出されています。
このコメディから「SPAM」=「どこからともなく出てくる、目障りなもの」というイメージとなり、迷惑なメールを表現する「スパムメール」が誕生したそうです。
まさかとは思っていましたが、肉のスパムとスパムメールに関係性があるとは。。。
分からないものですねー。
まとめ
ハワイに行くと、よく見かけるスパム。
味はかなり独特ですが、あのしょっぱさにはやはり理由があったのですね。
調理法も色々あるので、是非今晩の夕食の一品としていかがでしょうか。
<<参考・参照>>
ホーメルフーズ:SPAM公式ホームページ
モンティー・パイソン:SPAM