少し、ブログをリニューアルしてみました。タイトルも”Way to Go! ~男のハワイ留学~”と変更しました。ハワイって日本人女性に異常に人気がありますが、男性にもとっても魅力のあるところなのです。そして、そこで留学するというのはどんな感じなのか少しでも多くの人に知ってもらえれば幸いだと思っています。これまでよりももっと充実したブログになるように努力していきますのでよろしくお願いいたします。
もう2週間でアニバーサリーです。そうです、もう少しで5月1日、私の22歳の誕生日です。でもそれよりも、もっと感慨深いのがもうすぐハワイに来て1年が経つということです。
日本で大学をやめてハワイでもう一回自分のやりたいことを見つけて、そして素敵な仲間に囲まれて心身ともにもっと成長したい。そんな思いで1年間頑張ってきました。
今振り返ると最初はよく失敗もしたけど、でもその失敗があったからこそ今の自分がある気もします。
留学で得たものは英語力だけではありません。それは、友達や社交性だけでもありません。
先日、とある記事でとても共感したものがあった。日経ビジネスでの田村耕太郎氏と加藤嘉一氏の対談の中で留学と日本が抱える問題の関係性について書いてあるものです。(日経ビジネス ONLINE 全文読むには会員登録(無料)が必要です。)
簡単に要約すると、日本が抱える大きな問題のひとつ高齢化により、日本は数十年もすれば労働力を移民で確保せざるを得なくなり、そうなれば日本国内のグローバル化は必然となる。そこでグローバルの感覚を持っている人材が当たり前となってくる時代がくるというもの。
私はブログで政治観などを語るつもりは毛頭ないのですが、そこに書いてることが実に私の留学生活で感じたものと強く共鳴するところがあったのです。
そこにはまず、「アメリカは国内に世界がある」と書いてありました。アメリカは世界中から色々な人種の人間が集まってきているのです。日本人の顔をしていようが、日本語一言しか知らないなんてざらにあります。一年以上仲のいい友達同士でも年齢を知らないことだってあります。年齢で生まれる上下関係なんて彼らには大して意味を成さないから。だから、その中にはいろんな価値観がたくさんあります。大金持ちもいれば、ワイキキで寝込むホームレスもいます。
逆に日本は億万長者はいなくてもみんな平均的に生きるに十分な生活はしていけます。最新の電化製品だって、車だって、世界的に見てもいろんな最先端が日本にはあります。日本食のようにこれだけ奥の深い食べ物も多くはありません。日本ほどいろんなものが洗練された国も珍しいかもしれません。そんな風に留学してると日本のいいところがぽこぽこ出てきます。
でも、それと同時に私は日本のどこか画一的なところが昔から嫌いでした。たくさん勉強していい学校にはいて、少しでも有名な会社にはいて、少しでも昇格して、少しでも高い給料を。。。また、大学では学部に入ったら変更したり編入することも容易ではありません。もちろんたくさん勉強したり、一生懸命働くことはとても大切です。しかし、それができないやつはろくでなしだとか、落ちこぼれだとか、あたかも他に選択肢がないかのごとくなってしまう社会の姿勢が私には苦手でした。
もし日本にもっと柔軟性があれば、もし日本に世界があって、多様な文化があれば、私のような部類はもっと気が楽だったかもしれない。でもだからこそ私は今の留学を一切の後悔をすることなく充実させることができているのかもしれません。
その記事にはこんな言葉もありました。「グローバルな視点があるからこそ、愛国心が生まれる。」これは本当にその通りだと思います。留学する前なんて日本の悪いとこ、もしくはアメリカのいいとこしか見えていませんでした。
でも今では、どちらのいいところも悪いところも中立的な立場で見ることだってできるようになりました。むしろ、日本のためになんかできることはないか、と日々思ってしまうほどです。
私がこの一年で得た大きな財産はその日本への想いだと思います。
これらはもちろん留学してなかったら見えることのなかった、視点です。だからこそ、一年経った今、海外へ行きたいけど迷っている人たちに後押しをしてみたく書いてみました。私はこんな生活ができて本当に恵まれてるかもしれない。今や本当に、両親に感謝しない日はありません。
お金で迷っている人たち。奨学金を全額出してくれる大学やインターンシップが充実している大学もたくさんあります。短期留学だってきっと得るものは多いです。つまり、やり方は人それぞれ違うんです。だから決してあきらめないで欲しいんです。
そして、もっと世界をみて、そこから日本を見てほしいんです。
偉そうに書いてきましたが、自分自身まだまだ、未熟者です。留学も最低あと3年はあります。学ぶこともまだまだたくさんあります。
Patriotism=愛国心
だからこそ私自身がもっと世界を見て成長したいと思っています。
長文を読んでくださった方、ありがとうございました。そして、ご苦労さん!