留学経験のない人にとってやはり気になるのは住む場所を選ぶこと。若い人にとっては親元を離れること自体が初めてな人も多いでしょう。ましてや初の海外生活であれば、なおさら慎重に選びたいもの。
私は今までホームステイ、一人暮らし、ルームシェアを経験しました。そこで今回は自分の経験も交えながら、それぞれのメリットとデメリットについてお話ししていきたいと思います。
目次
ホームステイ
留学での滞在先として真っ先にイメージするのがホームステイでしょう。「暖かくて優しい家族と美味しいご飯に囲まれながら学生生活を満喫したい。」こう考えている人も多いのでは!?実際はどうなのでしょうか。
総合
〜留学初心者向け!現地の人の生活を通して留学を楽しもう!〜
一度は経験してみたい留学生活でのホームステイ。憧れますよね!私も憧れていました。費用面や食事の面でのメリットは大きいです。
でも現実はいいことばかりではありません。というのもホームステイはホストファミリーの良し悪しが出やすいです。子供が成人して空いた部屋を経済的理由で貸し出すだけの家庭も多いので、ただの部屋貸しとなってしまうケースも多々あります。
運に左右されやすいので、いきなり長期で契約せずに短期間で試してみて、気に入れば再契約、気に入らなければ次に移るのがいいでしょう。
費用
比較的安いです。専有スペースは一軒家などの個室部屋に限られますが、キッチンやリビングなども使えるためコストパフォーマンスは高いです。
ホームステイには主に食事付きと食事なしプランの2種類ありますが、食事付きであれば自炊する必要がないので食費がかかりにくですし、手間いらずです。
食事
ただ食事付きプランだと外出していても食事の時間に戻らなければなりませんし、食事がいらない場合は毎回事前に連絡する必要があります。これが結構手間に感じる人も多くいます。さらに運が悪ければホストファミリーの作る食事がマズイことも。。。
自由度
前述のように食事やイベントごとがあると毎回留守になる旨を伝える必要があるため面倒に感じるかもしれません。日本人にとってはいちいちホストファミリーに気を使いながら生活することがストレスになってしまうことも。ただし、あえて干渉してこないホストファミリーもいるため、全く自由度がないわけではありません。干渉されたくない人も積極的に関わりたい人も自分にあったホストファミリーを探せば問題ありません。
充実度
ホストファミリーと休日に一緒に出かけたり、感謝祭などのイベントを一緒に過ごすことで現地の暮らしぶりを体験することができるので留学経験的なメリットは大きいです。パーティーもよく催されるので、同年代以外の人と関わりを持てるのもホームステイの魅力かもしれません!
プライバシー
これもホストファミー個々のルールによるところが大きいですが、ホームステイだからと言ってプライバシーがないわけではないです。もちろん個室は1人専用のところが多いですから、自分の空間は担保されています。ただ、家に友達を連れて来ても大丈夫な場合は多いですが、異性の友達を連れてくるなどはやはりホストファミリーに気を使うため、彼女彼氏がいる人にとっては肩身が狭くなります。。。
筆者の経験談
私がハワイで最初に選んだのがホームステイです。知り合いの紹介の白人と黒人の夫婦の家でした。5LDKの平屋で豪華で広い家でしたが、ルームメートは皆30代のアメリカ軍人で、私一人だけが留学生でした。
門限なしで食事もないため、いわゆる間貸しタイプのホームステイでした。特に干渉されるわけでもありませんでしたが、感謝祭などのイベント時にはみんなで集まってご飯を食べたものです。
6畳ほどの個室でしたが、最初の4ヶ月だけ特別に月$400で宿泊し、その後は$600でした。
ルームメートとも仲が良かったのですが、それでも元は赤の他人。女性を毎晩連れ込んでいる人もいえれば少し変わった人もいました。
夫婦はしょっちゅう喧嘩してましたが(数年後離婚してます。)留学生としてホームステイはいい経験でした。今でも連絡を取り合ったりしています。
留学はじめとしてのホームステイ選択はオススメです!
寮
アメリカ本土の大学などでは土地が広いため、車などの交通手段がなければできるだけ大学に近いところに住みたいもの。寮の利点は大学へのアクセスが他と比べていいところです。
では実際他にもメリットやデメリットはあるのでしょうか??
総合
〜留学初心者・中級者向け!同年代の学生とキャンパスライフを楽しもう!〜
アメリカにおいては現地の学生も寮生活をする人が多いため、大学の友達を作るという面においては最も手軽です。留学はじめは知り合いも少ないため、学校の友達ができる環境はとても重宝します。
相部屋することもあるので、プライバシー面では難ありですが、それでも充実したキャンパスライフを送るには最適です。
せっかくの留学生活だから学校生活にどっぷりハマりたい人にはとてもオススメです。
費用
結構高いです。主に相部屋と1人部屋の2タイプあります。ハワイ大学にもいくつかの寮があるのですが、どれも安いとはいえません。mycollegeguideというサイトによるとアメリカの公立大学の寮は平均で$8,887(=約95万円,2018年4月)私立大学は$10,089(=約108万円)かかります。月換算で7.9万円と9万円。1日1食付きだとしても、2,3人のルームメイトが同室にいるとなると決して安い金額ではありません。
食事
共用部にキッチンがあることもありますが、他の人と共同のため使える時間が限られてしまいます。ハワイ大学の場合はミールカードが配布され、毎日一食一定額以内の食事を学内の学食で食べることができますので食事を作る時間のない学生にはこれは嬉しいです。
自由度
他の人と同室の相部屋タイプと1人部屋がありますが、トイレやキッチン、シャワーは専用部にない場合が多いです。特に相部屋の場合夜遅く家に帰ると他の人を起こすことにもなるので注意が必要です。逆も然りで、夜遅くに帰ってきたルームメイトに起こされることも。。。
充実度
大学内に友達ができるので、学校生活もプライベートも充実しやすいと思います。実際休日は仲のいいもの同士でビーチに行ったり、寮内にあるプールで遊んだりと、留学生の様な異国の知り合いが少ないものにとってはとても充実度があるかもしれません。
プライバシー
あまりありません。特に共同生活に慣れていない人にはとてもストレスに感じてしまうかもしれません。プライベートと学業を分けたい人はオススメしないです。とはいえ、寮に住んでいれば大学に近いので、勉強は学校の図書館(24時間空いている図書館も多いです。)で勉強できますし、付き合いたい時だけ寮の仲間と遊ぶなどのメリハリができる人にはさほど気にならないかもしれません。
筆者の経験談
私が唯一経験してないのが寮です。理由は大して安くない金額で知らない人と同室で暮らすことに抵抗があったからです。どうせなら知っている友人と安いマンションやアパートを借りたいと感じていました。
大学の友人には寮生活をしている人も多少いたため、よく寮に遊びに行ったことはありますが、男性の部屋ともなるとかなり悲惨で散らかっていました。
ただ、学内に友人ができやすい環境はとても羨ましく感じました。特にハワイ大学は日本の大学ほどサークルや部活動が盛んではなかったため(というより部活に関してはガチのアスリートばかりなので一般の学生にはあまり関係がない)積極的にいろんな行事に参加しない限り学内で友人を作れるのはクラスくらいしかなかったからです。
私は学外の友人が多かったため寮があまり魅了的に思えなかったのですが、それは人それぞれだと思うので、寮生活で充実しているもたくさんいますよ!
まとめ
留学時の生活スタイルは留学のどの段階に入るかで大きく変わって来ます。
今回は留学し始めの人が真っ先に住む場所を決めるために手軽な「ホームステイ」と「寮」についてでした。
続きは次回「留学するならホームステイ・寮・一人暮らし・ルームシェアどれがいいの!?②」にて留学中の「一人暮らし」「ルームシェア」についてお話ししていきたいと思います!
乞うご期待!