誰かがくしゃみをした時に、外国の人が「Bless you!」と言っているのを見かけたことはありませんか?
くしゃみをするとアメリカ人やカナダ人なんかは必ず「Bless you」と言ってくれます。
でも、この「Bless you」にはどんな意味があるのか皆さんご存知ですか?
由来や返事の仕方も説明します!
Bless Youの意味
「Bless you」はもともと「God bless you」の略です。
「God bless you」を直訳すると「神の祝福(恵み・ご加護)がありますように」となります。
その意味から派生して、以下のような意味にもなります。
(God) bless you!
Said when saying goodbye to someone, to say that you hope good things will happen to them
別れ際に、相手に良いことがありますようにと願いを込めて言われる言葉
出典: Cambridge Dictionary
まあ、別れ際に限らず、相手のことを想って使われることが多い言葉ですね。
そして、くしゃみをした時にも「(God) bless you」と言います。
この場合は、下記の意味となります。
(God) bless you!
Said when someone sneezes, to say that you hope they have good health
くしゃみをした人に対し、良い健康を願って言う言葉
出典: Cambridge Dictionary
通常の「(God) bless you」と「相手のことを気遣う」点では同じですが、くしゃみした場合は特に「健康」を気遣って言う言葉です。
日本語で訳せば、「お大事に!」が近いのでしょうが、くしゃみをした後にわざわざ「お大事に!」とは言わないので少し違うかも!
ちなみに個人的に、くしゃみの後は「God Bless you」よりも「Bless you」の方がよく使われると思います。
他にも「God bless」と言う人もいますが、やはりくしゃみでの場合は、「Bless you」の方が一般的です。
「くしゃみ」と「Bless you」の由来
では外国の人(特にアメリカ人やカナダ人)は「くしゃみ」をすると、なぜ毎回必ず「Bless you」と言うのでしょうか?
この理由には諸説あります。
まず一つが、何百年も昔、ヨーロッパでペスト(疫病)が流行った際、ペストの兆候がくしゃみであり、そのペストから体を守るための短い祈りが「(God) bless you」だった。と言うもの。
他にも、「くしゃみをすると、勢いで魂が体から抜け出してしまう。」や、反対に「悪霊などの悪いものが体に入ってしまう。」など色々な考え方があります。
日本でも「くしゃみをすると誰かが噂をしている」と言う迷信(?)がありますもんね。
「Bless you」の使い方
僕は留学したての頃、くしゃみするたびに皆、一斉に「Bless you!」と言っているのを聞いて驚いた記憶があります。
と言うのも誰かがくしゃみをすれば、必ず誰かが「Bless you!」と言うからです。
しかも、授業中であろうが、テスト中であろうがお構いなし!
テスト中に誰かがくしゃみをして、「Bless you!」と言うことなど当たり前でした。
テスト中にこれによって集中力が毎回切れてしまった僕ですが、特段僕の集中力が足りなかったのではなく、それほど反射的にみんな使ってしまうのだと思います。
くしゃみをして、
「Bless you!」
と誰かに言われたら…
「Thank you!」
と返しましょう。
ただそれだけです。
おまけ: くしゃみの音
日本語だとくしゃみは「ハクシュン」や「ハクション」のように言いますよね!?
これが英語だと「achoo!」になります。
「アチョ〜!」
「ブレッスュ〜!!」
「センキュ〜!!!」
みたいな感じですね!笑
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今までくしゃみの後、「Bless you!」と言われ、
「なんて言ってんだ!?」
と思われていた方は、
次から堂々と「Thank you!」と言ってみましょう!