ハワイ大学ってどんな大学!?10個のキャンパスからキャンパスライフまで全てご紹介!

ハワイ大学ってよく聞くけど、実際どんな大学なの?

そんな疑問にお答えしていきたいと思います。

学費や学部、10個あるキャンパスの紹介からキャンパスライフまで、ハワイ大学についてご紹介していきます。

目次

ハワイ大学システム(University of Hawaiʻi System、通称UH)

1907年設立。ハワイ大学には全部で10キャンパスあり、3つの総合大学、7つのコミュニティカレッジに分けられています。これらを総称してハワイ大学システムと呼びます。州立大学としてハワイの中で最も知名度の高い大学です。

ハワイ大学の10個のキャンパス

ハワイ大学マノア校|University of Hawaiʻi at Mānoa

1907年設立の4年制大学。オアフ島のマノア・バレーにあり、ハワイ大学システムの中でも一番古く、一番大きい大学がハワイ大学マノア校です。学部、大学院、MBA、リサーチプログラムなど幅広い教育プログラムがあります。通常ハワイ大学というとマノア校を指すことが多いです。

ハワイ大学マノア校の概要
設立 1907年
所在地 オアフ島ホノルル
平均年齢
24.9歳
男女比 男性:43.4%
 女性:56.6%
学生数
学士:12,881名
修士・博士:4,731名
学部数
学士:100種類
修士:83種類
博士:56種類
年間授業料
$33,120

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

ハワイ大学ヒロ校|University of Hawaiʻi at Hilo

1941年設立の4年制大学。ハワイ島にあるハワイ大学ヒロは海洋学や生物学などハワイ島の豊かな自然をテーマとした研究が盛んです。特に火山や海を題材とした研究でも有名な大学です。

ハワイ大学ヒロ校の概要
設立 1941年
所在地 ハワイ島ヒロ
平均年齢
25.1歳
男女比 男性:37.7%  女性:62.3%
学生数
学士:2,941名 修士・博士:568名
学部数
学士:36種類 修士:40種類 博士:4種類
年間授業料
$20,160

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

ハワイ大学ウエストオアフ校|University of Hawaiʻi-West Oʻahu

1976年設立の4年制大学。オアフ島カポレイにキャンパスがあり、オアフ島ではマノア校に次ぐ数少ない学士号の取れる大学。2006年まで編入生を中心としていたため、規模としては小規模だが、総合大学としては全米で6番目に学費が安いことを売りにしている。また、近年学生数が急増しており、全米で一番学生数が増えている公立大学でもあります。

ハワイ大学ウエストオアフ校の概要
設立 1976年
所在地 オアフ島カポレイ
平均年齢
26.5歳
男女比 男性:34.0%  女性:66.0%
学生数
学士:3,082名
学部数
学士:6種類
年間授業料
$20,160

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

ハワイ・コミュニティカレッジ|Hawaiʻi Community College

1941年設立の2年制大学。ハワイ島にあるキャンパスで、ハワイ大学ヒロ校とキャンパスや施設を共有している。ハワイ大学ヒロ校と同様にハワイ大学システムの中でマノア校の次に古い大学です。四年制とまでは行かないまでも、自然の多く残るハワイ島の地で専門性を高めるために勉強したいならハワイ・コミュニティカレッジがいいでしょう。

ハワイ・コミュニティカレッジの概要
設立 1941年
所在地 ハワイ島ヒロ
平均年齢
24.9歳
男女比 男性:49.7%  女性:50.3%
学生数
短期大学士:2,819名
学部数
短期大学士:25種類 短期コース:33種類
年間授業料
$8,220

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

ホノルル・コミュニティカレッジ|Honolulu Community College

ホノルル・ダウンタウンにあるホノルル・コミュニティカレッジでは航空学・海洋学・自動車工学など手に職をつけられる実用的なプログラムが豊富です。そのためか、他の大学よりも男性の比率が高いのも特徴。ホノルルというハワイ最大の都市に位置しているため、通学の便も良い大学です。

ホノルル・コミュニティカレッジの概要
設立 1920年
所在地 オアフ島ホノルル
平均年齢
25.6歳
男女比 男性:66.6%  女性:33.4%
学生数
短期大学士:3,563名
学部数
短期大学士:26種類 短期コース:24種類
年間授業料
$8,220

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

カピオラニ・コミュニティカレッジ|Kapiʻolani Community College

ハワイ最大の2年制大学。学生数は他のコミュニティカレッジの倍以上。ダイアモンドヘッドの麓に位置し、週末にはファーマーズマーケットが開かれることでも知られています。料理学が特に有名ですが、その他にもビジネスや観光学、健康、科学など選択科目は多岐にわたります。日本人留学をはじめ、多くの留学生が通学しているので、初めての大学としては最適です。ちなみに私も最初はこちらの大学で学びました。

カピオラニ・コミュニティカレッジの概要
設立 1964年
所在地 オアフ島ホノルル
平均年齢
24.7歳
男女比 男性:43.8%  女性:56.2%
学生数
短期大学士:7,382名
学部数
短期大学士:20種類 短期コース:27種類
年間授業料
$8,220

リーワード・コミュニティカレッジ|Leeward Community College

パールハーバーにほど近いリーワード・コミュニティカレッジでは、四年制大学編入のための一般教養のみならず、ハワイアンスタディ、教育、ITセキュリティ、エンジニアリングなどの分野において学生以外の社会人向けプログラムが豊富に揃っています。私はここでバイクの免許を取得した経験があります。(2日間だけの短期プログラムです。)

リーワード・コミュニティカレッジの概要
設立 1968年
所在地 オアフ島パールシティ
平均年齢
24.4歳
男女比 男性:47.2%  女性:52.8%
学生数
短期大学士:6,805名
学部数
短期大学士:16種類 短期コース:24種類
年間授業料
$8,220

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

ウインドワード・コミュニティカレッジ|Windward Community College

オアフ島の北東に位置するカネオヘにある二年制大学。航空宇宙学の授業では天文学の設備が整っているため、他では経験できない授業を体験できます。米軍基地のあるカネオヘに大学があるため、アメリカ本土の学生も多く、ハワイの中でも白人系の人が多い印象です。私はカネオヘに住んでいたことがあるため一時期通っていましたが、留学生に出会ったことはなかったです。留学の最初の学校としては少しハードルが高いかもしれません。

ウインドワード・コミュニティカレッジの概要
設立 1972年
所在地 オアフ島カネオヘ
平均年齢
25.1歳
男女比 男性:38.3%  女性:61.7%
学生数
短期大学士:2,511名
学部数
短期大学士:5種類 短期コース:9種類
年間授業料
$8,232

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

マウイカレッジ|Maui College

マウイ島にあるコミュニティカレッジ。オアフ島のコミュニティカレッジに比べると規模は劣りますが、学生数に対する教授の比率は高く、女性の比率も高いのが特徴。四年制大学への編入プログラムのみならず、様々な授業があります。

マウイカレッジの概要
設立 1931年
所在地 マウイ島カフルイ
平均年齢
26.6歳
男女比 男性:39.2%  女性:60.8%
学生数
学士・短期大学士:3,302名
学部数
学士:3種類 短期大学士:21種類 短期コース:34種類
年間授業料
$8,160

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

カウアイ・コミュニティカレッジ|Kauaʻi Community College

ハワイ大学システムの中では一番小さい規模の大学ですが、何と言っても自然が豊かなカウアイ島で大学に通うことができる点は魅力的。学生の平均年齢が一番若く、日本人留学も少ないため、都会ではなく静かな環境で勉強に集中したいのであれば最適です。

カウアイ・コミュニティカレッジの概要
設立 1965年
所在地 カウアイ島リフエ
平均年齢
24.4歳
男女比 男性:45.4%  女性:54.6%
学生数
短期大学士:1,346名
学部数
短期大学士:18種類 短期コース:37種類
年間授業料
$8,220

*授業料は学士号の2018-19年度授業料&留学生含む州外の学生の授業料

出典:University of Hawaiʻi

学部

ハワイ大学には様々な学部が存在します。ハワイ大学でも一番の学部数を誇るハワイ大学マノア校の学部をご紹介します。

芸術・人文科学|College of Arts and Humanities

アメリカンスタディ・芸術学・美術史・アートスタジオ・コミュ二コロジー・
クリエイティブメディア・ダンス・歴史・音楽・哲学・宗教・映画

言語・言語学・文学|College of Languages, Linguistics, and Literature

古典・第二外国語・中国語・英語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語・フィリピン語・ロシア語・スペイン語

自然科学|College of Natural Sciences

天文学・天体物理学・生化学・生物学・植物学・民族植物学・化学・コンピューターサイエンス・情報科学・海洋生物学・数学・微生物学・分子細胞生物学・物理学

社会科学|College of Social Sciences

人類学・コミュニケーション・経済学・民族学・地理学・ジャーナリズム・政治学・心理学・社会学・女性学

ビジネス|Shidler College of Business

会計学・起業学・金融学・人事管理・国際ビジネス・経営学・経営情報学・マーケティング

教育学|College of Education

幼児教育・初等教育・中等教育・キネシオロジー

工学|College of Engineering

土木工学・計算機工学・電気工学・機械工学

ハワイアン|Hawaiʻinuiakea School of Hawaiian Knowledge

ハワイ語・ハワイアンスタディ

海洋学・地球科学・テクノロジー学|School of Ocean, Earth Science, and Technology

大気科学・地質学・地球環境学

アジア太平洋研究|School of Pacific and Asian Studies

アジアンスタディ・太平洋諸島研究

ソーシャルワーク|Myron B. Thompson School of Social Work

ソーシャルワーク・公衆衛生学

観光|School of Travel Industry Management

ホスピタリティマネジメント・観光経営学

熱帯農業・ヒューマンリソース|College of Tropical Agriculture and Human Resources

食品科学・栄養学・人間開発学・動物科学・生物工学・分子微生物学・天然資源環境管理・熱帯農業学・ファッションデザイン・

学士課程教育|Office of Undergraduate Education

学際研究

法学|William S. Richardson School of Law

医学|John A. Burns School of Medicine

看護学・歯科衛生学|School of Nursing and Dental Hygiene

ランキング

2018年現在、ハワイ大学は全米の四年制大学ランキングで159位です。

全米の四年制大学は1,800以上あるため、上位10%に入ることになります。

ハワイ大学のビジネス学部にあたるシャイドラーカレッジオブビジネス(Shidler College of Business)は国際ビジネス(International Business)の分野で全米16位でした。

私もシャイドラーを2015年に卒業しています。

学費

大学や学部によって様々です。

学費が安いところで、コミュニティカレッジの$8,220/年

学費が高いところで、マノア校の$33,120/年

上記はあくまでも目安であり、学部が違ったり、取得する単位数が違えば当然授業料も変わります。
特にハワイ大学の場合は取得単位数あたりの金額が決まっているため、取得単位が多くなれば授業料は高くなります。

そして上記の授業料は留学生を含む州外から来た学生の金額です。

州立大学のため、アメリカ本土の学生と留学生はハワイ州に住む学生よりも授業料がかなり高くなります。

ちなみに私はコミュニティカレッジからハワイ大学マノア校に編入し、丸4年で卒業しましたが、生活費含めた総額は4年間で1,570万円でした。

詳しい内訳は下記↓の記事をご覧ください!

[blogcard url=”https://way-to-5.com/2018/07/21/uh_tuition_and_living_cost/”]

キャンパスライフ

キャンパスライフは学校によって様々です。

特にコミュニティカレッジと総合大学では生徒数・クラブ数が違うため、個人的にはハワイ大学マノア校のような総合大学の方がキャンパスライフは楽しいです。

そんなハワイ大学のキャンパスライフをマノア校を中心にご紹介します。

↑ハワイ大学マノア校のイメージビデオ

ハワイ大学の施設

ハワイ大学の施設をいくつかご紹介します。

スタン・シェリフ・センター

ハワイ大学マノア校の体育館

体育館とはいってもドーム型の球場のような建物で、10,300人収容できます。

バスケやバレーの試合、セミナー・公演、卒業式に至るまで様々なイベントが開催されます。

ブックストア

ハワイ大学マノア校のブックストアはちょっとした観光名所

観光客の方も多いです。

というのも授業で使う教科書以外の商品も多いからです。

パソコンや服、帽子、靴などちょっとしたお土産スポットになります。

ハワイ大学のロゴが入った大学限定商品も多いため、学生以外の人も出入りします。

学生でない方も入れるのは嬉しいですよね!

ジム

大学構内のジム。2014年に改装されたため綺麗です。

設備も申し分なく、マッチョなアメリカ人に混じってトレーニングができます。

バスケやバレーができるコートもあり、大学の部活に所属している本格派のアスリートと試合をすることもあります。

学生がハワイで鍛えるならここを利用しない手はありません。

SUBWAY

アメリカの健康志向なファストフードといえばSUBWAY

ハワイ大学マノア校のキャンパスにもSUBWAYはありますよ。

スムージー

ハワイ大学の部活動

ハワイ大学の部活・クラブ活動はプロ顔負けのスポーツやビジネスサークルのような文化系のクラブも盛んです。

特にハワイにはプロスポーツがほとんどないため、大学のスポーツが学外の人々にとっても常に注目の的です。

特にハワイ大学に通う学生は無料で試合観戦ができるため、クラスメートの活躍を応援する機会も多いです。

アメフト・バスケ・野球・バレーの選手たちは ”Hawaii Rainbow Warriors and Rainbow Wahine”と呼ばれ、実際にプロの道へ進む人も少なくないです。

そんなハワイ大学の人気のクラブ活動を紹介していきます。

アメフト部

アメリカの大学のスポーツといえばやはりアメフトです。

ハワイにはプロのチームがないだけあって、ハワイ大学のアメフトの試合は大人気です。

何と言っても盛り上がり方が違います。

アメフトに興味がない人でも、雰囲気を味わうだけで楽しめます!

https://www.instagram.com/p/BYkMWMqnMu4

https://www.instagram.com/p/BKNSfvqBc9P/

https://www.instagram.com/p/BMKiB-MhsPH/

https://www.instagram.com/p/BMKqVYUDotN/

https://www.instagram.com/p/BKNAAVagZ7a/

↑ハワイ大学アメフト部の動画

バスケ部

バスケも盛んで、男女チームそれぞれ人気です。

バスケの試合は主にハワイ大学構内にあるドームで行われます。

東京ドーム顔負けの設備でバスケ大国アメリカの本場の大学試合を楽しめます。

https://www.instagram.com/p/BbfPgiPAavN/

バレー部

女子バレーが人気です。

かつては全米No.1に複数回輝いたことのある名門チーム。

ここ最近は優勝こそしていませんが、試合を見るだけでも充分楽しめます。

https://www.instagram.com/p/BRiBCciBVU-/

まとめ

これまでご紹介してきた通り、ハワイ大学といっても様々なキャンパスや学部があります。

それぞれのキャンパスにそれぞれの良さがあり、学費も様々です。

これを機に、自分に一番合った大学を探してみるのもいいかもしれませんね!