皆さん日常で人やモノなどをど忘れした時どのように言い換えますか?
「それとって!」
「あの人覚えてる?」
「あれなんだっけ?」
などなど状況によって、使う指示語が異なると思います。
僕も良く、「あれっ!」とか「えっ!」とか連発しちゃうのですが、ハワイにはこれらを1つで表す魔法の言葉が存在します。
「Da Kine」ダカインとは?
まず「Da Kine」という言葉そのものの説明の前に、元になった言葉について説明したいと思います。
英語には(会話の中で以前出てきた)モノやコトを指す言葉として「The Kind」というものがあります。
the kind used to describe a person with a particular character, feelings, opinions etc
[出典:ロングマン現代英英辞典]
日本語でいう冒頭のように「あれ」「それ」など会話中に使われる特定の何かを指す言葉です。
その「The Kind」という英語がハワイ訛りになり、「Da Kine」という言葉へと変形していったのです。
ハワイではよく「The」を「Da」といったり、「Kind」が「kine」に聞こえたりと、訛りが強い人は特に原型の言葉がわからないほど。
スラング英語の味方Urban Dictionalyによると
Term used for anything and everything. Typically used in quick speech when one cannot immediately remember a word
とある。
訳すと
「何にでも使えることば。通常ある単語を即座に思い出せない時に使う。」
ということ。
忘れた時にとりあえず使う言葉が「Da Kine」である。
活用例
上記の定義を言い換えると、なんの言葉かを忘れた時に「Da Kine」と言うことで、「自分が相手に伝えたい単語を自分に代わって言ってもらい、自分が思い出せるようにするために使う」言葉でもある。
Ey try go grab da kine an bring um ova heah. No not dat kine da udda kine.
[出典:Urban Dictionaly]
「ねぇ、ちょっとそこの”あれ”こっちに持ってきて!ちがうそっちの”やつ”じゃなくて、もう1つの”ほう”!」
もはや文面で日本語にしたら、ひらがなばかりで分かりづらいが、日常生活でこのようなフレーズを使うことよくありませんか?笑
特に使い方に細かな決まりなどないのがハワイ流です!
発音
発音はそのまま
「ダ カイン」です。
イントネーションでいうと
「ダ カィン」
と言った具合に「カ」に力を入れます。
「DAKINE」ブランド
「Da Kine」の言葉についてご紹介してきましたが、その言葉から生まれたある「スポーツブランド」も世界的に有名になりつつあります。
それが1979年に創業したアウトドア用品ブランドの「DAKINE」。
本社は現在オレゴンにありますが、もともとはマウイ島から始まりました。
今でこそスケボー、スノボー、ハイキングなど様々な種類の商品がありますが、今も昔も代表格はサーフィン用品です。
ブランドの「Da Kine」という名前は「Da Kine」からきているそうです。
サーファー達が愛したブランドで、丈夫さ故にサーファーがこぞって「Da Kine, Da Kine」(あのブランド、あのブランド!)と「DAKINE」ブランドのことを指して呼んでいたのでしょうね!
僕も愛用してますが、丈夫で何より使いやすいのでオススメです!
まとめ
いかかがでしたか?
日本語だと何かと種類の多い指示語。
便利で使い勝手もいいので是非みなさんも何か思い浮かばないことがあったら魔法の言葉「Da Kine」使ってみてくださいね!
(日本語の会話で使ったらヤバイやつだと思われかねないのでご注意を!)