海外大学で留学する人にとって、留学後の就職活動は悩みの種
日本か?海外か?日系企業か?グローバル企業か?
などなど、一般的な日本人よりも選択肢が増える分、選ぶのが大変になります。
日本の大学へ行っている人よりも情報が少なく、就活時期も明確でないため、自ら情報収集をしておかないと痛い目にあいます。
今回は留学生や留学後の就職活動に迷っている人向けに、留学後の就活先の見つけ方を紹介します!
目次
1. キャリアカウンセラー

大学のキャリアカウンセリングに相談する
大学には必ずと言っていいほど学生向けのキャリアセンターがあり、キャリアカウンセラーやアドバイザーのように就職支援専門のスタッフがいます。
利用方法は大学によって様々ですが、通常はカウンセラーと個別の予約を取り、自分の専攻や将来やりたいことなどを相談することで、インターン先や就職先を紹介してくれます。
現地での就職を検討しているのであれば、必ず大学のカウンセラーに相談しましょう。
私もこの方法で、自分にあったインターン先を紹介してもらいました。
プロのキャリアカウンセラーに相談する
BEYOND BORDER
海外留学経験者専門の転職エージェント
海外留学を経験している人ならではの強みを活かした職探しをサポートしてくれます。
全員が海外留学経験者という転職カンセラーによる無料転職カウンセリングを利用することで、自分の語学力を活かした仕事を見つけることができます。
*転職エージェントなので職歴2年以上ある人向けです。
beoキャリア
留学生や帰国子女、MBAホルダーの外資系企業への就職サポートをしている会社
無料で職探しのサポートをしてくれるのは、ありがたいですね。
英文履歴書の添削や英語面接の事前対策も無料でサポートしてくれます。
2.キャリアイベントに参加する

大学主催のキャリアイベント
大学のキャリアイベントは大学主催で行われる就活フェア
大学のメインホールや廊下などで企業がブースを設けて、学生が好きなブースに立ち寄ることができます。
日本の就活フェアと同じような形式ですが、大学で頻繁に行われるため、より個人的に企業担当者と話ができることが多い気がします。
参加登録なども不要な場合が多いので、授業の合間に企業担当者と気軽に話すことができるのは大きなメリットです。
留学生向けイベント
海外で活躍する日系企業や外資系企業の日本支社など、日本と関係の深いグローバル企業に就職したいと考える人も多いと思います。
数ある選択肢の中から実際に企業担当者にあってみたいのであれば、大学のキャリアイベントよりも大きい留学生向けのイベントに参加してみてください。
ちなみにこれらは転職活動中のバイリンガルや外資系企業に勤めたいと思っている方でももちろん参加可能なので是非ご参考ください!
キャリアフォーラム
出展企業数250社以上・6,000人参加の国内最大級のバイリンガル就活イベント
言わずと知れた国内最大級のバイリンガル向け就活イベントです。
1987年にボストンで開催されて以来、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ロンドン、シドニー、上海、そして東京、大阪へと広がり、多くのグローバル企業とバイリンガルをマッチングさせてきました。
ボストンキャリアフォーラムでは、2018年は120社ほどの企業が参加
東京キャリアフォーラムいたっては、参加企業250社で、留学生・バイリンガルにとっての一大イベントです。(いずれも2018年6月時点)
僕の友人にはボストンキャリアフォーラムに参加し、面接後そのまま夜に幹部陣と食事に参加、そのまま内定というツワモノもいました。
東京サマーキャリアフォーラムは例年6月開催、ボストンキャリアフォーラムは11月に開催されますよ!
東京サマーキャリアフォーラム
開催日: 毎年6月
会場: 東京ビッグサイト
ボストンキャリアフォーラム
開催日: 毎年11月
会場: Hynes Convention Center
マイナビ国際派就職 EXPO
人材大手マイナビ主催!日本最大級の国際派就職イベント
人材大手マイナビが主催するグローバル人材向けイベントです。
こちらも出展企業300社、参加者数6,000人とキャリアフォーラム同様、国内最大級のバイリンガルイベントです。
当日内定や夏冬開催を謳っていることもあり、まさにバイリンガルのためのイベントと言えます。
会場ではブースごとでカジュアルに面接したり、直接1対1で話を聞くこともできるので、一般の日本人学生よりも内定までの期間が短くスムーズに就活を進めることが可能です。
マイナビ国際派就職EXPO 東京
開催日: 毎年6月、12月
会場: 東京ビッグサイト
マイナビ国際派就職EXPO 大阪
開催日: 毎年6月
会場: 梅田スカイビル
3.オンラインデータベースを活用する
大学のオンラインデータベース
まだ企業担当者には会う準備はできていないけど、多くの企業の求人を見てみたいという人は大学のオンラインデータベースで求人情報を見てみましょう。
大学のログインIDとパスワードさえあれば求人を閲覧できるサイトが大学ごとにあると思います。
大学のサイトは大学構内でのオンキャンパスのバイトやインターンなどその大学の学生向けの求人が多く掲載されています。
就職サイト
大学のデータベース以外にも民間の企業が運営する求人サイトは多数あります。
Indeed (世界50カ国以上)

日本ではCMで見ない日がないほど、最近になって一気に知名度を上げたIndeed
Googleのような検索エンジンですが、特徴は求人情報に特化しているというもの。
元々はアメリカで2004年に設立されましたが、2012年にリクルートの完全子会社となっています。
Glassdoor (アメリカ)

2008年にカリフォルニアで設立されたサイト。使い方は簡単で、職種と場所を入力すれば、その地域の求人が一覧となって出てきます。
職種の他にも、収入で検索することもできます。
アメリカで働きたい人にはこのサイトを活用してみるのがいいでしょう。
Wantedly (日本、シンガポール、香港、ドイツ)

日本発のSNS型求人情報サイト
求人サイトの求人情報だけ掲載してある硬いイメージではなく、SNSらしくカジュアルに企業と求職者をマッチングしてくれます。
企業側はいわゆる一括採用型の大企業というよりも、外資やベンチャー企業が多く、留学生の入社でも柔軟に対応してくれる企業が多いです。
LinkedIn (全世界)

世界中で5億人以上の人が利用している世界最大級のビジネス型SNSであるリンクトイン
求人サイトというよりもあくまでSNSのため、Facebookのように一度出会った人との交流を深める要素が強いのですが、求人ページや求人検索なども用意されているため、就活用サイトとしての活用もできます。
4. 授業・サークル・同窓会 からコネクションを作る

授業でのインタビュー課題
3・4年生向けの大学の授業の中には、地元の企業にインタービューをして、仕事の内容や働き方を学ぶ体験型の授業やワークショップがあります。
このタイプの授業ではインタービューを通して学んだことをレポートやプレゼンで発表するのですが、企業担当者と直接話ができるため、インタビュー後にインターンの募集について質問したりできるのが醍醐味です。
実際僕の友人はこの方法でインターン先を見つけました。
アメリカの授業は外部の人へのインタビューが授業の課題として出されることが多く、私も何度もこの手の課題を経験しました。
サークル・クラブ活動
日本でもそうですが、海外でも大学のクラブ活動やサークルでのコネクションは就職活動に強く影響します。
当然自分の興味や関心が強い団体へ族すれば、同じような志を持った人に出会う確率は高くなります。
同窓会
日本の同窓会というと同じ学年の同じクラスの人々と会うイメージが強いですよね!
アメリカなんかは特に、卒業生が出身大学へ寄付したり、何か貢献することも一つのステータスとなります。
帰属意識が高いためか、学年関係なく同じ大学卒ということで、ひいきにしてくれることも少なくありません。
5.とりあえずインターンシップをやってみる

就職活動もいいけど、自分のやりたいことや向いていることが定まっていない。
とりえずインターンシップをやってからその先を考えたいという方。
インターンシップの内容から企業を探すのも1つの方法です。
インターンシップから就職活動を広げられるサイトをご紹介します。
ICC国際交流委員会
こちらのサイトの運営者は1989年設立以来、海外インターンシップの魅力にいち早く気づき、取り組んできたそうです。
インターンシップ先8ヶ国15都市 紹介企業はなんと約200社
もちろんすべて海外インターンです。
渡航前の準備もサポートしてくれます。
まとめ
留学生にとって就活の情報を得ることは容易ではありません。
個人的に留学生にとってキャリアイベントだけでなく、複数の方法を利用しながら就職活動をすることをオススメします。
こうした就活イベントを上手く活用しながら、新しいキャリアにつなげてみてください!