神戸海軍操練所跡には何がある?坂本龍馬と勝海舟のゆかりの地【りょうまの旅①】

こんにちは!Goです。

私は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の中の坂本龍馬のファンです。

多くのファンと同じように、この小説の中にでてくる幕末の竜馬に影響されて、日本を変えようと奮闘した竜馬を自分と重ね合わせる妄想をすることがよくあります。

現状は全くもって違いますが!笑

そんなモデルとなっている坂本龍馬と勝海舟のゆかりの地でもある、「神戸海軍操練所跡」へ行って来たので、どんな場所だったかをレポートします!

とりあえず神戸牛を食す

と、その前に。

神戸といえば神戸牛

とりあえず神戸牛を食べないと失礼だと思ったので、神戸牛を食べました。

肉が半端なく、柔らかく、おいしいです。

でも今回の記事と関係ないのでこれくらいに

神戸海軍操練所をふと思い出す

実は神戸に来ていたのは、神戸海軍操練所にいくためではなく、たまたま思い立ったからなのです。

「神戸といえば…」

と考えたとき、海軍操練所の操練所を思い浮かべる人なんてほとんどいないと思いますが、この時の私は「竜馬がゆく」の4巻くらいに勝海舟と龍馬が神戸に海軍創設のため操練所をつくっていたことを思い出したのです。

早速、ググってみたら、神戸海軍操練所跡があるらしい。

地図の通りに行ってみた。

神戸海軍操練所跡へ行ってみた

下調べせず、地図の場所にいっても、観光所らしき場所や、人だかりなどない。

港だからか、錨のモニュメントがあるくらい。

とりあえず車をおろしてもらい、探すことに。

と思ったら、錨の中心に「海軍操練所跡」なる文字が。

これか!!

というのも世界を見据えて海軍を建てるとういうイメージからか、勝手に壮大なものを想像して行ったので、予想外といえば予想外でしたが…

この一帯が操練所だったのであり、その記念として建てられたものらしい。

近くはオフィス街で、隣は高速道路が走っている。

写真右隅にも同じように海軍操練所の記念碑が。

昔のやつなのでしょうか。

横っちょにひょっこりあります。

結局、海軍操練所とは何だったのか?

想像していたものとは少し違ったものの、海軍操練所跡にはその歴史がわかるような記述が。

錨の下にある、本の形をしたモニュメントには何かいろいろ書いてあるみたい。

こちらが本の右側

こっちが左

ちょいと読みづらいので、そのまま文字に起こしてみました。

神戸海軍操練所跡由来

万延元年(一八六〇年)一月、幕府は遣米修好使節団を公式に派遣した。その際、勝海舟は、咸臨丸(三〇〇トン)の艦長として、万里の波浪とたたかいながら一行の護衛と海洋技術習得の大任を果たしたのである。これ、日本人による最初の太平洋横断であり、わが航海史上、特筆大書すべき壮挙であった。

文久三年(一八六三年)四月、攘夷の世論ようやく急を告げ、徳川家茂は摂海防備のため阪神海岸を巡視した。当時、海舟は、軍艦奉行並の職にあって、これに随行し、神戸港が天然の良湊であり、国防の要港であることを力説した。かくて、ここ小野浜の地に海軍操練所の創設をみたのである。

この神戸海軍操練所は、兵学校、機関学校、海軍工廠を総合した観があり、大規模な組織であった。勝海舟はここに天下の人材を集め、日本海軍の礎を築き、海外発展の基地をつくろうとした。その髙い風を仰ぎ、来り学ぶ俊英二百の多きを数え、坂本龍馬、陸奥宗光、伊東祐亨など、幾多有為の人材が輩出したのである。

元治元年(一八六四年)、海舟は、禁門の変に操練生の一部が反幕軍として参加したため、激徒養成の嫌疑を被って解職され、操練所もまた翌慶応元年(一八六五年)三月、ついに閉鎖されるの止むなきに至ったのである。

当時は、この「記念の錨」から東へ長くひろがり、南は京橋詰から税関本庁舎を望むあたりの、長方形の入堀約一万坪の一帯が海軍操練所であった。惜しくも現在では阪神髙速道路の下に埋め立てられて、当時の盛観をしのぶに由もない。今はただ、遠く諏訪山公園からこの地を見守る勝海舟直筆の碑文を仰ぐことのできるのがせめてもの救いである。

ここに当時を偲び郷土を愛する人びとに、この記念の碑を捧げる。

昭和四十三年十月建立

兵庫県知事 金井元彦

神戸市長 原口忠次郎

神戸商工会議所会頭 浅田長平

寄贈 

洲崎 喜夫

小野 米吉


出典:神戸海軍操練所跡

坂本龍馬をはじめとする当時の優秀な人材を集めて作られた大規模な組織だったのであるが、その中に反幕の人間もいて、結局1年ほどで閉鎖となってしまったのですね。

ここで龍馬も軍艦の操縦の練習をしてたのかなぁ

とりあえず一緒にパシャリ

満足です。

まとめ

想像以上にこじんまりとしていましたが、幕末の歴史を学び、当時の風景を想像するには面白い場所でした。

幕末や坂本龍馬が好きな方は是非訪れてみてみては!