海外大学への進学が多いのは?大学別日本人留学生数ランキング

みなさんは、日本の大学で一番「学生を海外大学に送り出している」のはどの大学かご存知ですか?

これから大学に進学する方で留学を検討している人にとっては大学の留学状況は重要な情報です。

今回はそんな日本人学生を一番海外に送り出している大学をランキングにしてみました!

ランキングの前提

まず前提として、こちらのランキングは2016年度の各大学の既存のカリキュラムなど、大学を通して行う留学と大学を通さない独自の留学の両方の総数をもとにランク付けしています。

そしてこちらのランキングは独立行政法人日本学生支援機構の「平成28年度協定等に基づく日本人学生留学状況及び協定等に基づかない日本人学生留学状況(在籍大学等把握分)の合計」における「大学等が把握している日本人学生派遣数の多い大学」に基づいて作成しています。

10位 慶應義塾大学 1,405名

10位は私大名門の慶應義塾。国際センターには留学に必要な情報が揃っているためこれを利用しない手はないです。

慶応連合三田会」のようにOBやOGとの圧倒的なネットワークがあり、留学した後の就活などについても詳しくフォローしてくれるのも魅力です。

9位 東京大学 1,423名

東大は9位にランクイン。日本のみならず海外でもネームバリューのある東大なので、提携校とのプログラムも充実しています。

既存のプログラムの他にも、東大留学フェアなるものがあり、サマープログラムなど学校と提携している海外大学の情報収集ができ、経験者などから直接話を聞ける機会が設けられています。また、国際協力機構(JICA)や独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)などの外部団体も招いているので、奨学金など留学への具体的な計画を進めることもできます。

8位 関西学院大学 1,470名

オックスフォード大学やケンブリッジ大学、トロント大学などの有名校にも学生を送り出している関西学院大学。

無料英語講座があり、留学に必要なTOEFLのテスト対策講座を無料で開催してくれるのは嬉しいですよね!

7位 明治大学 私立 1,473名

世界48カ国に及ぶ協定校があるのは明治大学。語学研修や文化研修などの短期集中プログラムからグローバル人材育成プログラム・ASEAN相互理解プログラムなどユニークなプログラムも多いです。

学部・研究科ごとに提携している提携校やプログラムもあるため、在籍しながらの留学がスムーズにできます。

6位 大阪大学 1,493名

国立大学としては2位にランクインしている大阪大学。「留学助成制度」が充実しており、月額で一定の助成金をもらえたり、地域によっては一年未満の留学でも100万円ほどの奨学金を受けられるものもあります。国際交流科目では外国人留学生と一緒に英語で授業を受けることができるので、留学前の事前準備もしっかり整っています。

5位 同志社大学 1,753名

2017年時点で144大学と提携している同志社大学。短期留学プログラムは種類が豊富で、サマー・スプリングプログラムの他にもセメスター(学期)ごとの留学プログラムもあり、学部学科に関係なく応募できます。各大学へ留学した経験者による報告会などもあるので情報取集しやすい環境となっています。

4位 関西外国語大学 1,856名

2017年時点で383大学と提携しており、留学生の受け入れ人数も合わせると1年間で2,700人ほどが大学を通じて国際的に交流しているという関西学国語大学。「スピーキングパートナープログラム」や「ホームビジットプログラム」では大学に在籍している留学生との交流が制度として組み込まれているため、留学前に必要な語学勉強の事前準備がやりやすい環境になっています。

3位 立命館大学 2,011名

立命館大学が3位にランクイン。毎月数回定期的に経験者による個別指導が行われているので、利用しない手はありません!

また、留学生によるフォトコンテストを通して実際の現地生活のイメージを思い浮かべることもできます。

2位 京都大学 2,314名

国立トップでランクインしたのは京都大学。約23,000人の在籍する学生のうち2,000人ほどが海外からの留学生であり、日本から海外に留学する学生数も2,300人ほどと、20%近い学生が国際交流をしていることになります。

留学のプログラムには英語研修や異文化交流・リーダー育成の他にも、「おもろチャレンジ」というプログラムもあり、「野生 的で賢い学生を育てる」・「異文化を理解し国際的に活躍 できるグローバル人材を育成する」という考えのもと作られたユニークな体験型海外渡航支援制度もあります。

1位 早稲田大学 2,565名

1位は早稲田大学。人数もさることながら、魅力は何と言ってもプログラムの充実度。短・中・長期プログラムを始め、国際交流導入プログラム、海外フィールドワークインターンシップ型プログラム、サマープログラムなどの豊富なプログラムの中から自分の目的にあった留学プログラムを選べるという点が、学生の留学意欲を高めてくれるのでしょう。

早稲田大学では留学先として定番のアメリカやイギリス以外にも中国や香港がTOPにランクインするなど、様々な留学を支援してきた大学ならではの結果ともいえるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

個人的にTOP10の中でも関西の大学のランクインが多かったことが印象的でした。
特にTOP5に関しては1位の早稲田大学以外全て関西の大学という結果に。

今や留学は限られた人のみが行くものではなく、大学生にとって一般的になってきています。
日本の大学から海外の大学への進学を希望するという日本人学生が少しでも増えると嬉しいです!